翻訳かあさん、崖っぷちを走る

(更新お休み中)3歳保育園児と8歳小学生を育てながら働くフリーランス翻訳者のはなし。

産後2か月で仕事復帰しないと!さあ、どうする?~その5〈押し出されるようにしてあっさり仕事復帰〉

ずいぶん間があいてしまいましたが、ふたたび仕事復帰の話。

 

前々回のブログに書いたように、取引先各社に復帰のお知らせを送ったところ、そのうち1社のコーディネーターさんが「今1件お願いできるものがあるんですけど、どうですか」とおっしゃってくださいました。

 

仕事開始は早くても8月3日(月)になるんだろうな~とのんびり構えていたところが、7月の最終日から仕事が始まりそうな流れに……。

 

分量は1300ワード。

金曜日の11時ごろに開始で、納期が月曜日の12時。

土日を挟むし、なんとかいけるだろう。

 

ということで、お請けすることになり、めでたく仕事復帰

 

久々だけど、MemoQ(翻訳作業に使うソフトウェア)とかその他いろいろ、使えるんだろうか?

 

とおそるおそる開始してみましたが、2.5か月ぶりの仕事はそれはそれは楽しいものでした。

 

毎日毎日やってるとそりゃまあウンザリすることもなくはないですが、「久しぶり」というスパイスはたいへんよく効きますね。

 

とりあえず、お久しぶりの受注でおかしなことだけはしないように……とかなり慎重になり、しかも初めてのエンドクライアントの案件で背景知識もあまりなかったので、10時間近くもかかってしまいました

 

1300ワードで10時間というのは結構、かなり、びっくりするほど遅いですね。私も3時間で1500ワード訳せる人になりたい(←どこかで見た話。テーマが違うので今回は説明は省略)。

 

しかし産後復帰1発目の寝不足ポンコツ脳での作業、しかも0歳児が泣いたらすぐに飛んでいかなきゃならない状況なので、この際、かかった時間についてはあまり厳しく考えないことにします。

 

1発目を納品したときの安堵感と達成感と充実感はなかなか良いものでした。

 

このころのベビーはまだ生後2か月半ですので、それなりに長く昼寝をしてくれるし、抱っこ紐に押し込めておけば2時間くらいはおとなしく寝てくれていたので、夫と交代で面倒を見ながら仕事をする、というのはそれほど無理な話ではありませんでした。

 

その後も、1000ワード以下の小さい案件をコンスタントにまわしていただけて、8月は1万7000ワード分くらいの仕事をしました。

稼働日数が20日だったので、ならすと1日850ワードくらいでしょうか。

「1日500~1000ワードできる(しかできない)」と取引先に連絡しておいたのは、あながち的外れではなかったようです。

 

こんな頼みにくい条件でも発注してくださる取引先には感謝しかありません。

 

0歳さん、このころは、まだよかったんです。

夜はけっこう長く寝てくれて、授乳のために起きるのは1晩に1回で良い日が続いていました。ごくまれに、朝まで目を覚まさないこともありました。

 

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猫と赤子という最高の組み合わせ

しかし、幸せな日々はそう長くは続かなかったのでした。

 

つづく。