産後2か月で仕事復帰しないと!さあ、どうする?~その7〈まさかの入園決定!〉
9月下旬某日、近くの認可外保育園に見学に行きました。
その日は夫が忙しかったので、ベビー連れでした。
突然ですが
子連れで園見学に行くことの利点
- 子どもと一緒に行くと園まで何分かかるのか、正確な通園時間を計れる。
大人1人で歩いて行くのと、ベビーカーや抱っこ紐で子どもを連れて行くのとではだいぶ違うのです。
- 保育士たちの我が子への反応が見られる。
ほぼ100%、皆に「かわいぃ〜」と言われますが、ここであまり先生たちの笑顔が見られなかったり、あれ?と思う反応があったりしたら、その園は何か問題があるのかもしれません。
1人で園見学に行くことの利点
- 身軽にゆっくり心ゆくまで見学できる。
- 帰りにカフェに寄ってお茶を飲める(※子守担当者とのすり合わせが必要)。
本題に戻ります。
ビルの1階でやっている小さな園です。園庭はありませんが、まだ歩けもしない赤ちゃんなのでそこはあまり問題ありません(長く通うなら別ですが)。歩ける子どもたちは毎日公園に行くそうです。
保育室は1部屋ですが、0歳児スペースは柵で区切られていて、大きい子どもたちが入ってこられないようになっていました。全員で20人くらいでしょうか。
狭いところに子どもが多いなあ、とは思いますが、この点は、これまで見学した園はどこも大差ありません。
おむつは持ち帰りなし(やった!)。布団持参なのはちょっと大変かも。特に雨の日。
ピアノがあってリトミックをやっていたり、ビニールプールで水遊び(夏季)をやっていたりするのはいいかも、と思いますが、これもまだ赤ちゃんのうちはあまり関係なし。
お?と思ったのは、男性のスタッフさんがいたこと。ただし保育士ではなく事務をしつつ、保育のサポートをしている方だそう。子どもと接するスタッフに男性がいることに難色を示す保護者もいるかもしれないけど、セキュリティ面では園内に男性がいた方が安心だと思います。
ここで
園見学のときに確認していること
- 先生たちは笑顔で子どもに接しているか、「何となくイヤな感じ」(母親の勘、総動員)がしないか(ここさえOKならあとはおまけのようなものです!)
- 園内は片付いているか(子どもがいる時間帯だと限界があるでしょうが)、清潔感はあるか
- おむつは持ち帰りか、それとも園で捨ててくれるか
- うつ伏せ寝に気をつけているか
- 布団は持参か
- 親が参加する行事はどれほどあるか
- 役員の制度はあるか
- お弁当の日はどれほどあるか
- 保育料以外にかかる費用はあるか
- 給食の内容(献立表が掲示してあれば見る)
ただ、このようなポイントを確認したところで、待機児童が多い地域だと、ここがいいとか嫌だとか言える余地はないんですけどね。
保育料は0歳児で1か月5万円強とのことですが、市から補助金が出るので、最終的な自己負担金は認可保育所に行った場合とほぼ同額で済みます。
おおらかで優しそうな園長先生が対応してくれました。しかし、見るからに子どもでいっぱいだし、どうせ空いてないだろうなと思いつつ、「今は空いてないですよね?」と訊いたら、空いてないとのこと。ですよね。
そこから徒歩15分くらいのところにある姉妹園は空いているが、いまは幼児さん(保育園的には0~2歳を乳児、3~5歳を幼児と言います)しかいなくて、大きい子ばかりの中にいきなり赤ちゃんが1人入るのは保育士の配置などの関係で難しいということです。
でも、すでに仕事復帰していて、忙しいときはベビーシッターを呼んでいるが、お金がかかって困っているし、そろそろそれも限界であることを伝えたら、「上の人と相談してみます」と言ってくれました。相談してくれてどうにかなるのか分からないですが、近日中に電話をくれるというのでその日は帰宅。
まったく期待しないでいたのですが、2日後に電話がかかってきて、
「おかあさん、上の人と話したんだけど、これからずっとベビーシッターさん呼ぶのもたいへんだろうし、何とか調整するので来月からウチで預かりますよ」
と言われました。
え?
今なんて言った?
ウチで預かるって?
誰を?
……いやいやいや、嘘でも夢でも聞き間違いでもありませんでした。
ほんとうに10月から預かってくれるとのこと。我が子を。
認可園だったら、保育士ひとりにつき何歳児は何人、と厳密に決まっているんでしょうが、認可外はある程度融通がきくんでしょうかね?(「調整する」というのが具体的に何をしてくれたのかは不明。)
「ではお願いします!!」ということになったものの、次の月(10日後に迫っていました)から保育園に通わせるなんて、現実の事態としては想定していなかったので心の準備ができておらず、しばらく悶々とすることに……。
生後4か月で週5日も他人に育ててもらうなんていいんだろうか
愛情不足にならないんだろうか
さみしい思いをさせるんじゃないだろうか
むしろ私がさみしくてたまらない……
等々、思い悩む私の横で「よかったね~、お友達いっぱいできるね~」と喜ぶ父ちゃん。まったく気楽でうらやましいよ……。
しかし最終的には、預かってもらえるというなら通わせる以外の選択肢はなく、生後4か月のベビーは10月からめでたく保育園児になることが決まったのでした。
つづく。
仕事復帰シリーズは次が最終回。