涙の断乳と現在の仕事事情
7月末のこと。子が1歳2か月を迎える前日、断乳に踏み切りました。
子ども自身はもう幼児食をもりもり食べており、母乳は「ま、くれるっていうんなら飲んでもいいけど。」くらいの感じで、栄養的にはまったく不要になっていました。あとは母の気持ちの問題だけ。
我が子に母乳を与えるというのは特別な体験で、3人目が1万パーセントない私としては、人生最後の授乳は上の子妊娠からの思い出が次々に頭に浮かんで、ぼろぼろ泣きながらになりました。
3日後の夜、約2年ぶりにビール(モルツ)を飲みました。控えめに言って人生で一番うまいビールでした。
さて、生後10か月で認可保育園に入ってからの我が子ですが、「保育園の洗礼」と申しましょうか、順調に発熱・休園を繰り返しております。
どれくらい休んでいるのかを可視化してみました。
1週間休まず通園できる方が珍しいのです。
脅かすつもりはないのですが、0~1歳児を集団生活させていればこれは特別にひどい方ではないと思います(6月はRSウイルスが園で流行したので多めかもしれませんが)。上の子のときもこんなもん、でした。
免疫が構築されていない赤子が同じような赤子の集団で生活するのです。仕方がありません。健康管理ができていないわけではありません。こういうものなのです。
次の山場は年が明けてからのインフルエンザの流行時期でしょうか。恐ろしい。
これから赤ちゃんを保育園に入れるという方、一例として参考にしてください。0~1歳を何とか耐えれば免疫がついて、2歳以降はぱたりと休まなくなります。たぶん。
このような感じですので、仕事のスケジュールには非常に慎重になります。
保育園に休まず通ってもらい、留守の間みっちり仕事をすれば、ひどく仕事が遅い私でも1日1300ワードくらいはできそうなのですが、この調子ではとてもとても、その「めいっぱい」の分量は請けられません。
また、いつ園から呼び出しが来るかわからないので、どんなに分量が少なくても、受注した日に納品しなければならない「当日納期」の案件は請けていません。
現状では次のように3社から受注しています。いずれも翻訳会社です。
① A社:
1日500Wくらいの計算で途切れなく受注している。
③ B社:
100〜300Wの案件を作業期間2〜3日で継続受注している。自動受発注システムが使われるため、対応できる以上の打診はワンクリックで辞退できる(お断りすることへの心理的負担が少ない←重要!)。
② C社:
特定案件で指名をもらって、月に1度ほど1回につき数千ワードを受注している。1日700Wくらいでスケジュールを組む。単価(と、その他もろもろ)的に最優先のお客様。
今はこの3社からの案件に絞っています。
先ほど書いたとおり、子どもの病気などでほとんど仕事ができない日がたびたびありますし、昔から体力に自信がなく、無理をしないように心がけているので、営業日あたりに均すと1日700ワードほどしか作業できていません。1日2000ワードが一般的とされる分野の翻訳者としては情けなく思いますが、現状ではこれが精いっぱいです。
上記以外の取引先からも打診があるのですが、比較すると単価が低いのと、どう考えてももう入れられないので最近はお断りしています。疎遠になっちゃうかもしれないけど、仕方ないですね。
産休から復帰するときは「1日数百ワードしかできず、当日納期は請けられないという制限までついている翻訳者に仕事は来るんだろうか?」と不安でたまらなかったのですが、取引先に正直に事情を伝えておくと、こちらの希望に合う案件をまわしてもらえるようになりました。ほんとうに有り難いことです。
その上でさらに働きやすくなるように、そして単価も上がっていくように、トライアルを受けないか?と声をかけてもらったときには積極的に受けています。ただしそのときには、「今は子どもが小さくて1日数百ワードしかできない、当日納期は不可」というのを事前に伝えています。それなら今回はけっこうです、と言われるときもあれば、それでもOK、と言われるときもあります。OKという場合の方が多いです。
乳児(保育園的定義では3歳未満の子ども)の親としては高齢ですし、乳児と幼児を抱えて倒れるわけにはいかないので、今はとにかく体力を使い果たさず、余力を残しながら仕事をすることを心がけています。
心ゆくまでめいっぱい仕事ができるのは、さていつのことになるのでしょうか。その頃にはだいぶおばあちゃんになっていて、めいっぱい働きたくてもできなかったりしてね。