認可保育園に通いながら認可外を思い出してみる
下の子が生後4か月で入った認可外保育園を生後10か月で退園し、認可保育園に入ってから3か月半ほど経ちました。
上の子が1歳3か月で入園したのと同じ園に入れたので、勝手がわからなかったわけではないのですが、3月まで通っていた認可外保育園と環境ががらりと変わったので、最初は戸惑いました(私が)。
下記はあくまで私が経験した園の話です。園によって大きな違いがあると思います。たとえば我が家の周辺で、認可でもおむつを持ち帰らなくていいところはたくさんあります。子供を入れる前に必ず見学してくださいね。
【今の認可園のいいところ】
- 大規模なので友達がたくさんできる
- 前の認可外にはないようなイベントが多く、特別な経験ができる(移動動物園が来たり、阪神タイガースからトラが遊びにきたり、5歳児お泊まり保育があったり)
- 園庭、室内の運動場、プール、屋上菜園など設備面が充実している
- 昼寝用布団はバスタオル(コットに敷く)
【今の認可園の難点】
- 慣らし保育が長く、1~2週間は親同伴(ただしウチはもう仕事を始めていたので特例で3日間にしてくれた)
- 各種連絡手段がアナログ。休みは電話連絡(乳児はしょっちゅう休むのでなかなか面倒である)
- おむつは持ち帰り(私は割りと潔癖なので毎日ダメージを受ける)
- 熱が37.5°を超えると呼び出される、37.5°を超えると病院に行けと言われる(コロナで厳しくなった)
- 解熱後24時間は登園できないので、平日に熱が出ると「明日もお休みでお願いします」と言われる。このときの絶望感は筆舌に尽くしがたい
- 仕事が休みの日は預けるなというプレッシャーが強い
- どちらかの子が休みだと、親は仕事が休みだとみなされて、他方の子を早くお迎えに行かなければならない。ウチは子供が休みでも仕事休みにはならないのでつらい
- お迎え時間に遅れるなというプレッシャーが強い。お迎え前に寄り道をしているところを見つかると注意される(駅からくるお父さんお母さんは駅前のスーパーで夕飯の買い物くらいしたいよね?)
- 各家庭の事情に合わせた対応というのはあまりしてくれない。小回りがきかない
ちょっと熱が上がったら呼び出しで翌日もお休み、というのは、子供のことを考えたらそれが一番良いことはもちろんわかっているんです。です。です。
ただ、0~1歳児は37.5°なんてすぐに超えてしまうし、連れて帰ってきて測ったら熱はなかったということばかりなので、もうちょっと基準をゆるくする(30分後にもう1度測ってそれでもやはり熱があったら呼び出し、とかさ)のが現実的ではないのだろうか……と思ったり思わなかったり。
最近は律儀に毎週熱を出し、1週間全部登園できたことなんてとんと無いのでやさぐれているだけです、ハイ。
【前の認可外園の良いところ】
- 少人数でアットホームな雰囲気
- おむつ持ち帰り不要
- 連絡はすべてLINE
- 仕事が休みでも快く預かってくれる
- 0歳児の場合、発熱の連絡が来るのは38.0°を超えてから。受診しろとか、明日も来るなとか細かいことは言われない
- お迎え時間に遅れそうなときはLINEで一言連絡すればうるさいことは言われない
【前の認可外園の難点】
- 少人数(0~5歳児全体で25人くらい)なのでお友達はあまりできない
- 基本的に認可に入れるまでの「つなぎ」なので年単位で通う子は少ない。年齢が上に行くほど人数が少なくなる。そのため長く通わせたいと思っても、まわりがどんどんやめていくので心理的に難しいと思われる
- 園庭がない(毎日公園へお出かけ)
- お昼寝布団一式持参(月曜の朝に雨が降ると悲惨)
- 認可園に比べて先生が少ないと思われる。保育士資格がないスタッフさんもいる
園長先生や担当保育士のキャラクターに依るところも大きいと思うのですが、親の心理的な負担という面では認可外のほうが断然楽でした。認可外に戻ろうかと本気で考えるくらい……。費用面でムリですがね。
子供を預けている間に外出する(別に遊びに行くわけじゃなく、必要な用事を済ませるためね。たまには親だって遊びに行ってもいいと思うけど)ときに、認可外のときは何も気にする必要はなかったけれど、認可に入れてからは「園の保育士に見つからないか」とすごく緊張してピリピリするようになってしまいました。ルール上は仕事休みの日でも16時半までなら預けていいことになっているのですが、「仕事休みなら預けるな!」という圧が強い園なので。認可ってどこもこうなんだろうか。
最初は認可外に入れるということだけで不安だったんです。事故が起きたらどうしようとか、ひどい給食を食べさせられたらどうしようとか(数年前にそういう事件ありましたよね)。でもやはり、実際に通わせてみなければ全然わかりませんでした。
生後3か月を過ぎ、家で赤子を見ながら仕事をすることに限界を感じ、やむなく認可外を見学したら、やさしい園長先生が親身になって話を聞いてくれて、空きがなかったところを何とか入園させてくれました(詳しい経緯は過去の投稿をご覧ください)。
「認可外であること」だけに少し不安を感じながらも、先生たちを信頼して預けることにした決断は間違っていませんでしたね。あのときの自分をほめたい。
ちなみにご本人(約1歳児)は、認可外も認可も気にせずニッコニコで通っています。何よりです。